一秒書房の豆絵本シリーズの１６作目である「辺境の古
城」には、原作となる１枚のマンガ作品が存在する。

　中島拓によって描かれた「山深いところ」がそれである。
　このオリジナルマンガ作品には、豆絵本版にない独特の
味わいがあり、埋もれさせるには非常に惜しい。しかし現
物は、黄変した藁半紙に赤いボールペンで描かれた判読困
難な代物（右ページ参照）なので、ここでは原稿を元に、
ブラウザで読みやすいよう１コマごとに再構成して収録し
てある。
　下の→をめくって読み進めることができる。ぜひ最後ま
でお楽しみ頂きたい。
　　「辺境の古城」と読み比べるのも一興である。

　また、詳しい背景は「百科事典　歴程　１９　アホ再来
の項」を参照されたい。