96年7月26日、中島陽一の暮らす部屋に、弟の中島拓が遊びにやってきた。 合作に夢中の兄は、大学受験を控えた身内にも、豆本作りを持ちかける。 MARUMANのF6判スケッチブックと、ボールペンを手渡された拓は、しばしの逡巡ののち、7本足のタコ型異星人とおぼしき絵を描く。兄が次のページを描き、弟がさらに次のページを描く。そんな調子で約1時間、なぜか2人は終始無言だった。 第3作「隣星人」は、淡々として完成した。
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