2-11
5.求められている

 96年7月26日、中島陽一の暮らす部屋に、弟の
中島拓が遊びにやってきた。  合作に夢中の兄は、大学受験を控えた身内にも、豆
本作りを持ちかける。  MARUMANのF6判スケッチブックと、ボール
ペンを手渡された拓は、しばしの逡巡ののち、7本足
のタコ型異星人とおぼしき絵を描く。兄が次のページ
を描き、弟がさらに次のページを描く。そんな調子で
約1時間、なぜか2人は終始無言だった。  第3作「隣星人」は、淡々として完成した。
 
2-12

<↑検印の「金星人スタンプ」。
足の数が火星人(7本)とは異なる。>
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